本システムの概要
本システムの特徴
本システムは、車内と職員室とで機器を効率よく分散。
「降車時確認式の装置」において、一般的によく使われている下記の機器を完全に電池レスにしている、という点が大きな特徴です。
- エンジンを切ったあと、車内に園児がいないか確認を促す「確認ブザー」
- 運転手が後方をチェックした時に押す「後方確認ボタン」
- 園児が取り残された時に園児が押す「緊急ボタン」
これによって「電源喪失」という安全装置にとっては致命的なリスクを完全に排除しました。
また、警報時の大音量はバスから鳴動するのではなく、職員室にあるサイレンが鳴動。近隣に気にすることなく訓練(動作テスト)を行うことができます。
(特許出願ポイント)
本システムの詳細
動作のフロー
- 運転手がエンジンを切ると「エンジンステータス送信機」からその信号が、職員室に置かれた「制御盤」に送信されます。
- 制御盤は、「アンサーバックブザー」及び「第1の回転灯」に対して鳴動するように命令。
- アンサーバックブザーは「ピ・・ピ・・ピ」とカウントを開始。同時に第1の回転灯も点灯。
- 運転手が「後方確認ボタン」を押すことで、その信号を制御盤が感知。
- 制御盤は、アンサーバックブザー及び第1の回転灯に対して停止するように命令。
- 1~5までのフローにより、アンサーバックブザー及び第1の回転灯が鳴動中は、周囲の職員に対して「まだ後方の確認ボタンを押してない。」ということを周知することができます。
運転手が後方の確認を怠ると以下のフローが作動します。
後方確認を怠った時のフロー
- アンサーバックブザー及び第1の回転灯が3分間鳴動した場合、制御盤は「確認を怠っている」と判断。ただちに発報状態に移行。
- アンサーバックブザー及び第1の回転灯に加え、職員室内の「第2の回転灯」と「サイレン」が鳴動。これを止めるには職員の誰かが後方ボタンを押すしかありません。
- 「後方確認ボタン」を押すことで、発報状態が解除されます。
アンサーバックブザーについて
電源喪失のリスクの可能性が無い職員室から電源を供給することで、あえて車外に設けました。
車外に設けることで、運転手が後方確認を怠って下車したとしても、今度は車外でも気づくことができます。
更に3分経過すると発報状態になるので、職員室にいる職員にも確認の怠りを周知。
これによって確認の怠りを極限までゼロに抑えております。