製品の特長
当社の幼稚園バス置き去り防止システム「GW-SOS2022」と他との違いについてご紹介します。
GW-SOS2022の特徴
- 鉄壁の置き去り防止のフロー
- 「電池切れ」「バッテリー上がり」の概念が無い
- 機材を効率よく分散
- 保護者にLINEで通知
- 記録はGoogle Spread Sheetsにリアルタイム打刻
- 機器が故障してもすぐに気づく
1. 鉄壁の置き去り防止のフロー
下の写真は「GW-SOS2022」における置き去り防止のフローです。
当社の置き去り防止システムは、国土交通省のガイドライン基準を満たしております。
置き去り事故はなぜ起きるのか?
園児が車内で寝てしまった。降り損ねてしまった、などが考えられます。
ではどうすれば防げるか?運転手がエンジンを切ってから降りるまでの”運転手の確認の怠り” を完全に封じ込めば100%防ぐことができるはずです。
もっと言うと、閉じ込められたことを知らせるための「カメラ」「人感センサー」「警報ボタン」、これらは必要ないというのが当社の考えです。
なぜなら、置き去り事故は、車上荒らしと違い、誰もいない車内に忽然と発生するものではないからです。
エンジンを切ったらカウントスタート!
本システムの説明を凝縮した動画が下記です。短い動画ですので、まずはご覧ください。
では本システムの置き去り防止のフローを細かく紹介します。
①:エンジンを切ると |
エンジンを切ると、その信号が受信アンテナを介して、園舎(職員室など)に設置されたコントローラーがキャッチ。 「第1の回転灯」を点灯します。 これによって園内の職員は、バスが到着したことを知ります。 (同時にコントローラーは、発報までのカウントダウンをはじめます。) |
②:「後方確認ボタン」を押す |
運転手がバスに園児が取り残されていないかを、車内の前方から後方にかけて確認。 最後に車内の最後部に設置された「後方確認ボタン(電池レス)」を押します。 その電波は①と同じく、園舎のコントローラーがキャッチ。 コントローラーは、「第1の回転灯」を消灯。これによって周囲の職員は「後方確認ボタン」を押したことを知ります。 (同時に①で開始した「カウントダウン」を中止。) |
③:園内の職員が異変に気付く |
【後方確認を怠ると・・・】 ①で点灯した「第1の回転灯」は、本来であれば1,2分で消えるはず。 それ以上点灯しているということは、運転手は「後方確認ボタン」を押さないで降車した可能性があります。 一方、朝の園内の運動場や職員室には、他の職員が多くいます。 このうちの誰か異変に気づけば、車内の後部までかけつけて「後方確認ボタン」を押すことで事故を防ぐことができます。 |
④:後方確認怠り!発報!! |
①で開始したタイマーが一定時間経過した場合、「運転手は車内の確認をしなかった!」と断定。 次の瞬間”発報状態”に突入します。発報状態になると、「第2の回転灯」も点灯し、さらに大音量ブザーもなります。 この発報を解除するには、「後方確認ボタン」を押すしかありません。 そしてこれらのアクションは、全て保護者のLINEに自動通知されます。 |
⑤:「緊急ボタン」を押す |
本来「④までのフローで事故は防げる。」というのが当社の考え。 ですが万が一のことを考え、「緊急ボタン」も用意しました。 このボタンを押せば、無条件で④の発報状態になります。 |
1人でも多くの職員に「確認の怠り」を知らせる
下の写真は、国土交通省のガイドラインによる「置き去り防止システム」の抜粋です。
これを欠かさずに励行すれば、必ず事故は防げます。
但しこの場合、バスからの警報に気づく距離に誰かがいることが大前提となります。
↓ところがクラクションにさえ気づかない事故
それに対して本システムは、『バスからの電波を”園舎”まで届ける。』という特徴を持っています
これによって園内にいる職員全員に「車内の確認の怠り」を周知。
ガイドライン準拠以上の効果があると確信しております。
2. 「電池切れ」「バッテリー上がり」が100%無い
本システムのバス車内における全ての装置は、・乾電池・ボタン電池・カーバッテリー、といったいわゆる「電池類」というものは一切使用しません。
一方、センサーやカメラを使った置き去り防止システムの場合、多くはその電源としてカーバッテリーを使用しています。
どれも「省エネ」をうたっていますが、どんなに省エネでも、いつかはバッテリー上がりを起こします。
「夏休みの間は電源を切って下さい。」という装置もあるようです。
本システムで採用されている「後方確認ボタン」及び「緊急ボタン」は電池レス。
”指でボタンを押した時の力”で発電して、その電気を使って電波を発信する方式の押しボタンを採用。
「いざという時、実は電池切れだった!」ということはありません。
3. ”バス”と”職員室”それぞれ機材を効率よく分散
多くの置き去り防止システムにおいて、もっとも共通する課題。それは「車内には限られた電気しかない。」という点です。
そのため各社の開発者は「省エネ」にしのぎを削っているのが現状です。
その結果「センサー」「カメラ」などを採用しているシステムの場合、どうしても「稼働時間」「機材の数」などに制限が出てしまいます。
これはカーバッテリーを使用している以上、仕方のない事なのです。
電気は電気が潤沢な職員室から供給
しかし当社のシステムにおいては、前述のとおり「バッテリー切れ」「電池交換」という概念がありません。
車内の各リモコンから発信された電波は、職員室に置かれたメインコントローラーが受信して、「第1の回転灯」「第2の回転灯」「ブザー」「LINE送信」など、実に様々なタスクを実行します。
メインコントローラーが設置されているのは、電気が潤沢な職員室。
回転灯どころか、大型の照明を点灯させることだって可能です。
4. 保護者にはLINEで通知
これは当社にしかない技術。(2023年1月現在)
「エンジンを切りました」「後方確認ボタンを押しました。」など、置き去り防止における6種類のタスクをLINEで保護者に通知。
保護者はバスの状況をリアルタイムで知る事ができます。
5.Google Spread Sheetsに打刻
LINEと同様、職員のパソコンには、Google Spread Sheets(グーグル・スプレッド・シート)を使って自動的に打刻。
グーグル・スプレッド・シートはクラウド上に書き込まれるので、パソコンの電源がオフの間でも自動的に打刻を行ってくれます。
6. 故障に気づきやすい
安全装置の中には、「故障していないかどうかは、本当に事故が起こるまでは分からない。」と言ったものが多くあります。自動車のエアバッグがその代表です。
置き去り防止装置でそれがあったら困ります。しかし「本当に事故が起きるまで分からない。」といったものも沢山存在しているのが現状です。
それに対して、本システムにおいては、故障があればすぐに気づきます。
メインコントローラーが故障した場合
例えば心臓部である”メインコントローラー”が故障した場合、「アンサーバックブザー」「第1の回転灯」これらが起動しません。
保護者にもLINEが届きません。
この時点で故障に気づきます。
その他様々な方法を使って誰でも簡単に故障が気づくようになっております。